「犬乃湯」店主のひとりごと

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「殺」の本質

寒時には己を寒殺し、熱時には己を熱殺する。これが“無寒暑”の奥義。

いるでしょうねぇ、現実逃避だと非難する人。

寒時の「寒」や熱時の「熱」を、その“知恵”で克服してきたのが人間なんだ。
仮に“寒暑”が悩みや苦しみの象徴なのなら、その悩みや苦しみを乗り越えようと努力するのもまた人間の知恵ではないか、と。

店主に言わせれば、悩みや苦しみを乗り越えようとする努力こそが現実逃避だと思っています。

今そこにある悩みや苦しみを“そこにあるべきではない”と否定して、それらがそこにない、別の現実を築こうとする、
それこそ現実の否定、現実からの逃避にほかなりません。

じゃぁ、お前は、今在る悩みや苦しみを甘んじて受けろというのか?と言われそうです。

別にそうは言っていません。要は、“どうでもいい”んです。

その、今ある悩みや苦しみとの“折り合いの付け方”は、実は二通りしかありません。

容認か否定か、この二つ。

例えが適当かどうかあまり自信がありませんが、「嫌い」の反対は「好き」ではありません。
また、「好き」の反対も「嫌い」ではありません。

これらの言葉の、本当の反対は「無関心」です。つまりどうでもいいということ。

以前、「苦」について書きましたが、対象が、自分の思うがままにならないから苦しいんです。
その前提は“思うがままにしたい”という欲求の存在。

そこに着目して、思うがままにしたいという欲求を持たないようにする。

それが、“寒殺・熱殺”という言葉の本質です。

こうあるべきだ、こうあって欲しい。
そんな欲求が、今そこにある(と思っている)悩みや苦しみを自ら作り出しているという認識を持つ。

それで、少なくとも日本人の抱えている悩みや苦しみはほとんどが消えるのではないかと勝手に思っています。

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by inunoyu | 2010-05-30 10:42

神奈川県平塚市にある、   「Dog Salon 犬乃湯」店主の ひとりごと。


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