「犬乃湯」店主のひとりごと

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世界劇場の入り口

前回の続き。

そう、「世界劇場」のお話。

近代日本の、「人は、努力し、頑張った分だけ成長して成功し、幸せを手にすることができる」というペテンの対極。

あえて「近代」と書いた理由は、かつて存在した日本の身分制度を前提にしています。

上記のペテンが成立するのは、明治以降です。それ以前は士農工商という身分制度が江戸時代にはありました。

すなわち、人はいくら努力しても、その身分を越える成長・成功はほぼ不可能だったわけです。

豪農や豪商がお金に物を言わせて士分を買い取るなんていう話はあったかもしれませんが、
それだってせいぜいその末席に加えられて“あぁ、ありがたや”程度のお話で、そこから先の話など到底無理だったでしょう。

話を戻しますが、そういう時代もあったわけでして。

そう考えると、そういう時代に生まれるか、それともこの平成の世に生まれるかなど、ほとんど“めぐりあわせ”に過ぎません。

前回書いた、「人の一生は本人の努力次第でどうにでもなるんだ」というパラクラフが、
時代を超えた普遍の文言でないというのがこれではっきりわかります。

では、そんなペテンに騙されない、普遍の原理とは何でしょう。

それは、「普遍の原理などない、あったとしても人間にはわからない」という原理に他なりません。

これが、ソクラテスの「無知の知」という結論です。

神の思し召しでも宇宙の真理でもなんでもいいですが、そんなもの人間にはわかりません。

ただ、“そんなもんわかるもんか”ということがわかるだけです。

これが前提にないと、世界劇場には入れません。続きます。

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by inunoyu | 2010-06-07 21:53

神奈川県平塚市にある、   「Dog Salon 犬乃湯」店主の ひとりごと。


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