深化
この間、「草食系」の話を書きましたが、そういう人達の登場や、その人達に特徴的な趣味や嗜好を含めて考えてみると、
最近の日本は「価値観の多様化」が進んでいると感じています。
いいことです。
多様性とか、多様化という流れは、文明の成熟と比例すると店主は感じています。
多様化の反対は「一元化」。
その最たるものは全体主義でしょう。大日本帝国時代などはその典型ですね。
もともと、日本人は“右に倣え”が大好きで、スタンダードを“人並み”などと表現するのはその表れ。
あなたとわたしは違っていていいんだ。違っていて当たり前なんだ。という意識は、
これからもっと進んでいくといいなと思っています。
プロ野球の視聴率低下による地上波からの撤退など、良い例です。
野球に関心がなくてもいいじゃないか、と言える時代が来たということです。
テレビも衰退していくでしょう。
この“衰退”の面白いところは、それが“何か”にとって換わられたという現象が伴っていないというところです。
別に、野球がサッカーにとって換わられたわけでもなく、テレビがネットに換わられたわけでもありません。
みんな、これまで“右に倣え”だったものが左にいったり上を向いたり下を見たりする。
そして、それが自分に合っているならそれでいいと感じ、回りもそれを異端視したり排除しようと思わない。
これこそが「文明の深化」に違いありません。
この深化をもう1歩進めると、
「他者に憤らない、怒らない社会」ではないかと思っています。
自分はこう思うのに、何故そうならならないのだと憤らない。
もっとこうあるべきだ、などというのは自分を含めたある一定の塊の人間の考えだけであって、
その意見が最善であるなどというのはものの見方の一側面に過ぎないのだと理解する。
「オンリーワン」が今の自分をそのまま全て認めるという理念なら、自分と異なる他者の「オンリーワン」も認める。
理念として認識するならば当然の帰結です。
地上波でプロ野球がないと言って怒らない。
最近のテレビはつまらないと言って怒らない。
民主党は情けないと言って怒らない。
谷亮子は政治とスポーツを甘く見ていると言って怒らない。
あなたもわたしも、みんな、オンリーワン。
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最近の日本は「価値観の多様化」が進んでいると感じています。
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多様性とか、多様化という流れは、文明の成熟と比例すると店主は感じています。
多様化の反対は「一元化」。
その最たるものは全体主義でしょう。大日本帝国時代などはその典型ですね。
もともと、日本人は“右に倣え”が大好きで、スタンダードを“人並み”などと表現するのはその表れ。
あなたとわたしは違っていていいんだ。違っていて当たり前なんだ。という意識は、
これからもっと進んでいくといいなと思っています。
プロ野球の視聴率低下による地上波からの撤退など、良い例です。
野球に関心がなくてもいいじゃないか、と言える時代が来たということです。
テレビも衰退していくでしょう。
この“衰退”の面白いところは、それが“何か”にとって換わられたという現象が伴っていないというところです。
別に、野球がサッカーにとって換わられたわけでもなく、テレビがネットに換わられたわけでもありません。
みんな、これまで“右に倣え”だったものが左にいったり上を向いたり下を見たりする。
そして、それが自分に合っているならそれでいいと感じ、回りもそれを異端視したり排除しようと思わない。
これこそが「文明の深化」に違いありません。
この深化をもう1歩進めると、
「他者に憤らない、怒らない社会」ではないかと思っています。
自分はこう思うのに、何故そうならならないのだと憤らない。
もっとこうあるべきだ、などというのは自分を含めたある一定の塊の人間の考えだけであって、
その意見が最善であるなどというのはものの見方の一側面に過ぎないのだと理解する。
「オンリーワン」が今の自分をそのまま全て認めるという理念なら、自分と異なる他者の「オンリーワン」も認める。
理念として認識するならば当然の帰結です。
地上波でプロ野球がないと言って怒らない。
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by inunoyu
| 2010-05-19 21:49